今回のレポートは牛丼のすき家です。
2020.11.19取材
牛丼には幾つかのメジャー牛丼店があります。
前回レポートした吉野家さんは牛丼業界でも名の知れた
お店だと思います。
様々な牛丼店が存在する中で夫々のお店の特徴や
商品差別化が反映され、「同業者のお品の違い」
を体験する事は消費者からすれば楽しみの一つです。
今回注文したお品は 「牛丼キング」(1140円税込)
圧倒的な存在感とその他の追随を許さない肉の重量!!
量だけを売りにしているのかと思わせぶりな
ビジュアルですが、その肉のクォリティーと味付、
調理の非の打ち所の無さ。
すき家について常々ある一つの疑問が過ぎります。
すき家の牛丼を食す度に毎回
解消されない謎のまま疑問が残り続けています。
「なぜこの価格で最上級の肉同様の柔らかさと
牛肉特有の全く嫌な臭みの無い肉を提供できるのか?」
この点に関し、私の記憶の限りではすき家を
超えるメジャー牛丼店を私は知らない。
長年のヴィーガン食生活や牛肉嫌いの原因の一つだった
「牛肉特有の臭み(動物園の様な匂)」がすき家の牛丼には無いのです。
高水準の料理を知ってしまうと、その他の料理は落胆でしかありません。
その様な事情で私はすき家へ通い続けるしか術がなくなりました。
飾り付けのように何となく入っているだけの玉ねぎで無く、
シャキシャキと歯応えのある大きめにカットされた存在感のある
玉ねぎに、特筆する点は薬味である生姜と七味が手加減無く
最高のコンディションを保っている。
酢に漬けられた生姜が牛肉の脂身や程良いくどさをサッパリ
消してくれるのです。そして七味の香りと辛味が
牛肉の香りと中和する様に見事な香り付けを施してくれます。
これらの内容が渾然一体となり、すき家独特の「美味い牛丼」を
作り上げていると思います。
すき家の白飯は実に粒立って美味しい。
牛丼である以上、白飯の上に牛肉を盛り付けるので
どうしても白飯自体にその出し汁等の影響で
粥や握り飯の様にべた付いた白飯になり勝ちですが、
一粒一粒が独立し非常に美味しいのです。
白飯の炊き方は夫々の好みがあるので
何が正しいと言うものではないのですが、
その様な理由で私にとって「つゆダク」などあり得ないのですが
白飯の炊き加減も非常に価値観がかみ合って喜ばしい限りです。