FoodCreative blog(フードクリエイティブ ブログ)

創作料理、食材、外食レポート(「私個人の好みに基く個人的見解」によるレポート記展開中。参考程度に)

肉料理についての彼是(回想録)

今回は肉料理についての彼是です。

実は数年前まで牛肉、その他肉を摂取しない
食生活を送っておりました。

十数年間いわゆる「ベジタリアン」でした。
これは単に特別な思想の基に「ベジタリアン」の
食生活を送っていた訳では有りません。

単純に牛肉の臭みや
肉の「美味しい調理法に基いた食し方」を
知らなかった事に加え、幼い時に食した
「すきやき」の味による偏見によるもの等、

またある友人からの思想の教え等、
様々な要因が絡み合って「拗らせた風邪」の様に
長年「ベジタリアン」食生活を送っておりました。

しかし、あるバイブルの一行に出会った事が
切っ掛けで「ベジタリアン」を止めるに至りました。

しかし長年の「菜食生活」の恩恵は大きなものでした。
まず、風邪にかからなくなり、より健康的な身体作りに
繋がったと思います。


私は非常に幸福な立場にあったと常々感謝しております。
幼い頃、私の親、祖母は子に孫に
「美味しいものを食べさせてやろう」
との思いで事ある事に「すきやき」を振舞ってくれました。

しかし私は親心に反逆する様に「すきやき」を口にせず、
一人白飯に「ふりかけ」をかけて白飯ばかり食していました。

「あなたはご飯ばかり食べて! 弟ばかり肉食べてるしょ!」
と怒られたものです。


「すきやき」を食べたくない原因はハッキリしていました。
「甘かった」からです。

「すきやき」に砂糖を入れるのは常識かもしれません。
しかし私には肉の中に砂糖を入れる甘さに
耐える事が出来ませんでした。

これは誰が良いとか悪いの問題で無く、
単に「好み」の問題から生じた事でした。

その後随分経って北大路魯山人という人物が提唱する
魯山人風すきやき」と言う物がある事を知りました。
彼の提唱する「すきやき」は砂糖を入れず
酒とみりんを少々入れ、醤油で味付けするようでした。

非常に味覚が似ていると思いました。

実は似た様に砂糖を入れず醤油煮にしてほしいと
要望した事もあったのですが、
恐らく幼少期に親が「魯山人風すきやき」に近い物を
作っていてくれたら「すきやき大好き幼児」に
なっていたと思います。